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米コーネル大学の研究者が、完全に機能するスピーカーを3Dプリンタで造形

米国のコーネル大学の研究者チームは、実際に音が出せ機能するスピーカーを導電性や磁性部品なども含めて、3Dプリンタで出力して製作したと発表した。

プリントに成功したのは機械工学の大学院生のApoorva Kiran氏とRobert MacCurdy氏が率いるプロジェクトチーム。3Dプリンタによってシームレスに出力されたスピーカーは、部品を別々に作って組み立てて製造するのに比べ、オンデマンドでかつ一度に作れる利点がある。製作したスピーカーをアンプに接続すると、スピーカーからはオバマ大統領の3Dプリンタについて語った演説が流れて、デモは成功した。

現在のほとんどの3Dプリンタは、効率的に複数の材料を処理することができないため特殊な3Dプリンタを開発した。これは、プリンタノズルから出てく導電性材料とプラスチックでは溶融温度も硬化時間も異なるためだ。

今回、製作したスピーカーでは、導電コイルと磁石に特殊な材料を用いてプリントに成功した。

同チームは2009年に、1844年に最初のモールス信号の電信を送信するために使用された電信受信機と記録器の動作するレプリカを3Dプリントすることにも成功している。

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