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低価格な光造形3Dプリンタ「Pegasus Touch」がKickstarterに登場、1日で調達目標クリア

米Full Spectrum Laserは、低価格の光造形(SLA)方式3Dプリンタ「Pegasus Touch」を開発、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を開始し、1日で目標の10万ドル(約1040万円)の資金を調達した。Full Spectrum LaserはレーザーカッターやCNCルータなどの製造販売を手がける企業。

Pegasus Touchは、同社のレーザ技術を用いて開発されたデスクトップ光造形(SLA)3Dプリンタ。近紫外線レーザで液体レジンを硬化させて造形する。光造形方式プリンタは現在デスクトップ3Dプリンタとして普及しつつあるFDM(熱溶解積層)方式に比べ、一般的に造形速度が速く造形精度も高いが、価格も数倍~十倍以上と高価だった。Pegasus Touchは市販予定価格で3499ドル(約36万4000円)、Kickstarterでの出資価格は2000ドル程度と廉価なことが最大の特徴。

3000mm/secのスピードでレーザ光を移動させFDM方式プリンタの最大10倍、他のSLAプリンタと比較しても3倍から5倍のスピートでプリントできるという。その他のスペックとしては、最大造形サイズ幅177×奥行き177×高さ571mm、収束レーザスポット最小径250μm、XY最大分解能3μm、Z方向最大分解能5μm(通常25~100μm)などとなっている。

Kickstarterでの目標額は10万ドルだが、すでにその2倍を超える24万ドル以上を達成した(2014年1月6日現在)。また、2014年1月7日から10日の3日間、ネバダ州ラスベガスで開催される見本市「Consumer Electronics Show:CES」に出展し、デモを行う。 

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