蘭Leapfrog、高さ600mmの造形ができる3Dプリンタ「Creatr XL」発売
2014/02/21 17:00
オランダの3DプリンタメーカーLeapfrogが、3Dプリンタ「Creatr XL」を発売した。造形サイズの大きさもさることながら、教育機関と連携し生徒たちに3Dプリンティングの講義を行って話題になっている。
Creatr XLは同社の既存モデル「Creatr」が持つ、誤差50μmの自動校正システム、プリントベッド、レーザーカットしたアルミニウム部分などの特徴を引き継きながら、最大造形サイズをCreatrの約3倍(容量比)となる幅230×奥行き270×高さ600mmに拡大した。プリントヘッドは標準で押出機を2つ備えたものになり、造形材料と支持構造材料を出力できる。造形材料にはABS、PLA、PVA、Laybrick、ナイロンが利用できる。
またLeapfrogはオランダで独自に立ち上げた3Dプリンティングの教育カリキュラムを展開している。10~12歳の生徒を対象に、教師と生徒両方に3Dプリンティングの概念を共有できるよう、初歩的な14のレッスンを用意している。さらに高等学校の13~16歳の生徒を対象に、ビジネルモデルの構想なども含むカリキュラムも用意している。
Creatr XLの価格は3999ユーロ(約56万円)。