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炭素繊維で造形できる世界初の3Dプリンタ「Mark One」が予約開始

航空宇宙エンジニアによって設立されたMarkForgedが開発した、炭素繊維フィラメントを使って造形できる世界初の3Dプリンタ「Mark One」の予約受付が始まった。

FDM方式の3Dプリンタは通常、プラスチック素材のフィラメントを熱によって溶かして層状に重ねることでモデルを造形する。Mark Oneはこれを炭素繊維で行うことが可能で、炭素繊維で造形されたモデルはABSと比べ20倍も剛性が高く、また5倍強いと報告している。また炭素繊維を使うことで、造形したモデルに“機能”も持たせることができる。

Mark Oneに用意されているフィラメント素材は炭素繊維、ガラス繊維、ナイロン、PLAの4種類がある。炭素繊維フィラメントの価格は1ポンド(約453g)あたり550ドル(約5万6000円)だ。 

Mark Oneの筐体はアルミ製で幅575×奥行き322×高さ360mm。最大造形サイズは幅305×奥行き160×高さ160mm、最小積層ピッチは100μm。価格は4999ドル(約51万円)で、出荷は2014年後半の予定。

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