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人工衛星「だいち」の画像を使った世界最高精度の全世界デジタル3D地図が提供開始

NTTデータとリモート・センシング技術センター(RESTEC)は2014年2月24日、共同で衛星画像を活用した「全世界デジタル3D地図提供サービス」を開始すると発表した。

このサービスは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」が撮影した約300万枚の衛星画像を用いて作成した、全世界の陸域をカバーする世界最高精度のデジタル3D地図を提供するもの。

提供を開始するデジタル3D地図は、5m解像度の数値標高モデル[Digital Elevation Model(DEM)]で世界中の陸地の起伏を表現している。このため、新興国での地図整備や自然災害の被害予測、水資源の調査など、さまざまな用途に活用することができる。

NTTデータは大量の衛星画像処理と地理空間情報サービスの豊富な実績を生かして、3D地図の作成およびサービス提供を担当。RESTECは保有する高度な衛星画像解析技術と利用普及の経験を生かして、3D地図の作成支援および利用普及促進を担当する。 

カラー処理したエベレストの3D地図。 カラー処理したエベレストの3D地図。

全世界の陸域について、高さを示す数値標高モデルと水平位置を示す正射投影(オルソ補正)画像の2種類のデータを提供。また、要望に応じて、カラー処理を施した3D地図を提供することも可能だ。価格は1km2 あたり200円から。

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