ウイングルは障がいのある方を対象とした就労支援センターや、子どもに合わせたオーダーメイドの幼児教室、学習塾を全国展開している。

同社は子ども向けIT教育のニーズが高まる一方で、IT教育を受けられる環境が不足している状況を受け、2014年4月1日、渋谷に学習塾Qremo（東京都渋谷区神宮前）を開校する。ウイングルが運営する学習塾「Leafプログレス」で、現在試験的に授業を行っているIT・テクノロジーコース「LEAF TECH TOKYO」を発展させたもの。 

Qremoは、小学校高学年から高校生までを対象に、「プログラミング」「ものづくり」「デザイン」の3分野で8つのコースを提供する。

「プログラミング」では、小学生でもプログラミングができる「Scratch」から、本格的な「Xcode」までレベルに応じた開発環境を用いてプログラミングに取り組み、ゲームやスマートフォンアプリの開発、Web制作などを行う。

「ものづくり」では、ブロックを利用してロボットを作成したり、3Dプリンタ、レーザーカッターなどの機器を使って、身の回りのものから商品開発のプロトタイプまで作成する。

「デザイン」では、「Illustrator」や「Photoshop」等のソフトを使用し、オシャレなWebサイトやかっこいい／かわいいグラフィックなどを作成。プログラミングやものづくり分野へのデザイン面でのサポートも行う。

Qremoの費用は、入塾金が1万円（税別、以下同）、授業料は月2回で8500円から、月4回で1万5000円から。

また、ITやものづくり関連企業とコラボレーションし、実在するコンテンツの制作体験やオフィスを見学する機会を設けるなど、教室内に留まらない授業展開も予定する。3年で首都圏に10校程度の展開を目指すとしている。