一般からプロまで参加できるものづくりプラットフォーム「Geeks」
2014/03/26 11:00
マルソー産業は2014年3月20日、一般ユーザーから製造業ユーザーまで参加して思いついたアイデアを投稿できる交流サイト「Geeks(ギークス)」と、そのアイデアを商品化するためのものづくりに特化したクラウドファンディングサイト「Geeky Factory(ギーキーファクトリー)」を5月にオープンすると発表した。
アイデア投稿交流サイトGeeksは、一般ユーザーやクリエーターたちが思いついたアイデアを投稿して、そのアイデアに対し興味のある人や、デザイナー、ものづくりのプロである製造業者などが意見を出して、オリジナル製品を形作っていくサイト。できあがったアイデア(オリジナル製品)は、ものづくりに特化したクラウドファンディングサイトであるGeeky Factoryに掲載することで、商品化を目指すことができる。
アイデア投稿とクラウドファンディングを分けることで、商品化や販売という目的のために、個々人のアイデアやニーズが、一般大衆的、汎用的、現実的、実用的な方向に狭められてしまうという心理的な制約を外して、集まった人たちが自由にアイデアを投稿して意見を出し合い、それぞれが望むプロセスでアイデアを形作る“Web上の交流の場”を形成することを目的としている。
マルソー産業は、デジタル工作機器およびそのデータ作成のスキルを活用し、アイデアを形作っていくプロセスを積極的にサポートする運営を目指すとしている。
Geeky Factoryは、ものづくりに特化したクラウドファンディングサイト「zenmono」を運営するenmonoが提供する「zenmono.Cloud」サービスをASPで利用する。zenmonoと同様に、金銭だけでなくさまざまな人的リソースを集め、サポーターやキュレーターとして、プロジェクト遂行の成功を支援するサービスを付加した運営を行う。
さらにGeeksとGeeky Factoryは国内だけでなく、米国圏と連動することで、新たな販路や資金の収集だけでなく、アイデアや技術レベルでのグローバルでオープンな交流の場を形成することを目指すとしている。
マルソー産業はクリーニング業者向けのプラスチック製品の企画、製造、販売を行う福岡の企業で、米国に製造販売子会社を持っている。