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ベンチャーが炭素繊維を配合した高性能フィラメント材を開発

シリコンバレーのベンチャー企業Arevo Labsが発表したフィラメント材料は、これまでの3Dプリンタでは不可能だった軽くて強い部品を作ることができるようだ。

Arevo Labsは、カーボンファイバーやカーボンナノチューブをポリマーに添加した、高機能で非常に高性能なフィラメント材の開発に成功した。同社はこのフィラメントを使って3Dプリントするための3Dモデルの設計・解析ソフトウェアや、最適化された押出機とそのファームウェアも合わせて開発したという。

フィラメント材はそれぞれ異なる機能を持ち、高温と化学的耐性を持つ「PEEK」、高い強度と剛性を持つ「PPSU(RADEL)」、耐衝撃性と化学的耐性を持つ「ULTEM」、最も強度があり硬い「SRP(PRIMOSPIRE)」の4種類がある。 

これらの材料によって、これまでになく軽くて強い部品の生産が可能になると期待されている。身近なところでは指輪などの製造、また航空宇宙・防衛産業に応用できるという。

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