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クッキーもピザも印刷——食品3Dプリンタ「Foodini」が資金調達開始

スペインのNatural Machinesが、家庭にある食材をプリント材料にできる3Dフードプリンタ「Foodini」プロジェクトについてKickstarterで資金調達を開始し話題となっている。Foodiniの出荷予定は今年の冬だ。

Foodiniの使い方はいたって単純だ。プリントしたい食材を、加熱するなりそのままミキサーにかけるなりしてペースト状にして専用のカプセルに詰め、Foodiniにセットする。あとは好みの形にプリントすればいい。皿にトマトペーストを美しく盛ることもできるが、最大の利点は手では成形しにくい形のものが作れることだ。ハロウィンのクモの巣の形のクッキーや、チョコレートでできたクリスマスツリーなども簡単だ。

Foodiniはタッチスクリーンを備えており、購入時から利用可能なコンテンツに加え、インターネットにWi-Fiで接続して独自のレシピをSNSにアップロードしてユーザー間で共有することもできる。タブレットやスマートフォンからも閲覧可能だ。Foodiniの外形は43.8×43×43センチメートル、印刷可能容量は最大で25×16.5×12センチメートル。

資金調達目標額は10万ドル(約1030万円)、記事作成時には既に4万8000ドル以上の資金を調達している。市販時の価格は1300ドル(約13万4000円)と予想されているが、Kickstarterでは最初の生産に合わせて999ドルで購入するプランが用意されている(日本への送料に50ドル必要)。製品出荷予定は2015年1月だが、早期購入プラン(2000ドル)に出資すると2014年10月に受け取ることができる。

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