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マルチカラー/マテリアル対応のFDM方式3Dプリンタ登場

先ごろKickstarterで資金調達を開始した「AMAKER」は、デュアルARMプロセッサを搭載し、マルチカラー/マルチマテリアル出力に対応した高性能な3Dプリンタだ。

一般的なFDM方式のデスクトップ3Dプリンタは8ビットのARMプロセッサを搭載するが、AMAKERは32ビットのデュアルARMプロセッサを搭載し、プリンタの制御とユーザーインタフェースをそれぞれ1つのプロセッサに処理させることで、優れたパフォーマンスと卓越したシステムレスポンスを実現した。またフルカラーのタッチスクリーンディスプレイにより、SDカードに保存されている3Dモデルデータを、PC無しで簡単に出力できる。

最大造形サイズは230×140×175mmとそれほど大きくないが、最小積層ピッチは20µmとかなり高解像度だ。出力中に色を切り替えるマルチカラー出力に対応している。フィラメントはPLA/ABSに対応し、プラットフォームは加熱できるので、ABS造形物のそりを防止できる。なお、AMAKERのデザインは、機械部分、電子回路、ファームウェアまですべてオープンソースにする予定だという。

資金調達目標4万豪ドル(約380万円)のうち、記事執筆時点で1万8000豪ドル(約170万円)が集まっている。2199豪ドル(約21万円)以上出資すると、AMAKERの完成品が1台入手できる(日本への送料は200豪ドル)。資金調達に成功すれば、3Dプリンタ本体の出荷は2014年9月を予定している。

マルチカラー出力のデモンストレーション動画。

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