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オランダ発の全金属製3Dプリンタ「Mamba3D」が資金調達を開始

オランダのMyMaticsが3月に発表した「Mamba3D」は、フレームなど主要部品が金属製で、オープンソースベースの3Dプリンタだ。4月29日にKickstarterで資金調達を開始した。

MyMaticsはミシェル・バイエシャー氏が2012年に設立した。バイエシャー氏はソフウェア設計や機械工学のエンジニアとしての経験を生かし、手頃な価格で高品質、また使いやすい3Dプリンタの開発を進めている。

今回Kickstarterに登場したMamba3Dは、キットであり本体を組み立てる必要があるが、詳細なマニュアルが付属しており、はんだ付けは不要で4時間弱で組み立てることができる。フレームはアルミ製で、押出機も金属製なので300度までの加熱が可能となっている。

最大造形サイズは200×200×200mm、最小積層ピッチはFDM方式としては高精細な50μm、印刷速度は毎秒150~300mmだ。フィラメントは1.75mmのPLAを用い、ノズルは0.4mmだ。フィラメントは押出機のレバーを押すだけで交換できる。 

Mamba3Dのソフトウェアはオープンソースで提供されている。PCとの接続はUSBを使用するため、ダウンロードしたデータのやり取りも簡単だ。またディスプレイやSDカードスロットなど、将来の拡張性を持たせている。

現在、700ユーロ(約12万円)出資すると、Mamba3Dキットが入手できる(日本への送料が別に必要)。出荷は2014年9月の予定だ。調達目標3万500ユーロ(約600万円)に対して、記事執筆時点で約1万ユーロ(約170万円)が集まっている。 

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