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低価格CNCミリングマシン「Nomad 883」、10日間で24万ドルを集める

低騒音で低価格、簡単に扱えるCNCミリングマシン「Nomad 883」がKickstarterに登場し、すぐに目標の3万ドル(約305万円)を達成した。締め切りまで3週間を残して調達額は24万ドル(約2440万円)を超えて増えている。

従来のCNCミリングマシンは、複雑でうるさく、散らかり、遅いといった問題があった。Nomad 833は、3Dプリンタやレーザーカッターなどといったデジタル製造技術を利用して、使いやすさを追求した。

Nomad 883は汎用性が高く、金型や、ロストワックス鋳造のワックスを削ったり、プラスチック、木、金属を彫ったりなど、彫刻から高精度の切削までさまざまな作業ができる。アルミフレームを使っているため頑丈で、硬材、アクリル、デルリン(ポリアセタール樹脂)、ABS、Renshape、機械加工可能なワックス、さらに真鍮やアルミをカットできる。 

Nomad 883で作ったもの Nomad 883で作ったもの

ブラシレスDCモータと閉ループ速度制御装置をもつ独自のスピンドル設計により、静かでパワフルなことも特徴だ。ポリカーボネートの蓋とともに、騒音や粉塵を防いでいる。

またNomad 883は簡単に扱えるのも特長だ。2つのソフトウェアが付属し、「MeshCAM」が3DファイルをNomad 883が使えるものに変換し、「Carbide Motion」がNomad 883を制御してパーツをカットする。 

MeshCAM MeshCAM

Kickstarterでは1999ドル(約20万円)出資するとNomad 833が1台入手できる。現時点ではアメリカ国内への配送しか受け付けていないが、海外への配送については準備中としており、今後受け付けが始まる可能性が高い。

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