195ドルの低価格デスクトップCNCルータキットが人気
2014/05/14 17:00
カリフォルニア州サンタクルーズに本拠を置くMakesmithが発表したCNCルータキットは200ドル以下の低価格でありながら高精度で、さまざまな素材に適用できる。
一般的には3Dプリンタほど知られていないが、デジタルファブリケーション機器として有用なCNCルータ。これまでの高価格であるというイメージを払拭する低価格のCNCルータが発表された。開発したのはカリフォルニア大を卒業したメンバーが起業したMakesmithだ。
CNCルータ「Makesmith CNC」は2D/3Dで正確に彫像したり、カットしたりできる。対応する素材は木材、プラスチック、発砲体など比較的柔らかいもので、金属は含まれない。
Makesmithの外形は、305×356×356mm、切断/ワークエリアは234×221×48mm。最小のステップサイズは1μmで、精度は0.1~0.5mm。ただ、最大駆動速度は分速127mmと高価なCNCルータと比べるとかなり遅い。
キットにはCNCルータを組み立てるのに必要な部品が全て含まれ、Arduino互換性のあるマイクロコントローラも付属する。組み立て方の動画も配信予定だ。ソフトウェアはWindows、Mac、Linuxをサポートしている。
早期にキットが受け取れる175ドル(約1万7900円)のパックは品切れだが、195ドル(約1万9900円)のパックはまだ余裕がある(日本への送料は要問い合わせ)。調達目標の1万ドルは達成済みで、記事執筆時点で4万ドル弱が集まっている。