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3DプリンタをWeb経由で操作可能にする「PrintToPeer」

Indiegogoで資金調達を開始した「PrintToPeer」は、Raspberry Piで動作し、Webを使って簡単に3Dプリントの操作、設定ができるソフトウェア。3Dプリンタ共有ネットワークの3D Hubsとも連携する予定だ。

PrintToPeerは、PrintToPeerソフトをインストールしたRaspberry Piを手持ちの3Dプリンタに接続するだけで、ネットワークが自動設定され、3Dプリンタのドライバアップデートや、3Dプリント時のスライサーの設定も自動的に行われるようになる。

3Dプリンタで出力する場合はSTLファイルをドラッグ&ドロップして、チュートリアルに沿ってキャリブレーションやフィラメントの変更などの設定をするだけで簡単に出力を始めることができる。これらの設定はクラウドに保存され、出力のたびに設定し直す必要がない。もちろんユーザー間での設定の共有も可能だ。

モバイルとの連携にも強く、3DプリンタのステータスをSMSやメール経由で状態を知らせてくれる。Raspberry Piにカメラモジュールを接続することでカメラによる監視も可能だ。また、世界最大の3Dプリンタ共有ネットワークサービス3D Hubsとの連携も進められており、Indiegogoでのキャンペーンが終了した後、夏にAPIの統合を行う予定だという。

40ドル(約4100円)で、PrintToPeerの生涯利用権が手に入る(Raspberry Piは別途用意する必要がある)。6月から利用できる予定だ。記事執筆時点では目標調達額1万5000ドル(約153万円)に対して8100ドルが集まっている。 

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