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カメラに映る画像をスケッチするロボットアーム「PicassoBot」

画像ファイルを紙にスケッチするロボットアームキット「PicassoBot」がKickstarterで資金調達を開始した。中高生向けの学習キットだが、大人にも興味深い仕様だ。

開発したThe Educated Robotは、STEAM(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、数学)の概念を中学~高等学校の生徒が学ぶためにPicassoBotを作成した。組み立てにはんだ付けは不要で、ほんの1~2時間で組み立てることができる。プロジェクトのすべてはオープンソースで、IoT(Internet of Things)について学ぶのに最適なキットだ。

PicassoBotはパソコン上で描いた絵を紙にスケッチできるだけでなく、Webカメラからの入力情報を元に似顔絵を描くことができる。またオプションのタッチパッドを使って、指でタッチする三目並べが遊べるなど、拡張性を持っている。Arduinoのコードと互換性を持つプログラミング環境「Energia IDE」は、後々C言語やJavaを学ぶための入門として分かりやすいように作られている。

記事執筆時点では1万ドル(約101万円)の目標額のうち約1600ドル(約16万円)が集まっている。75ドルを出資するとPicassoBotキットが入手できるほか、90ドル以上の出資で、より滑らかにスケッチができるようになる金属製ギアサーボやタッチパッド、BluetoothやWi-Fiモジュールが付属したキットを入手できる。日本への送料は別途20ドルが必要。 

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