ホビーヘリコプターにオートパイロット機能を追加する拡張ボード「NAVIO」
2014/06/06 15:00
クアッドコプターや模型飛行機、自動車などに搭載して、自動操縦させることができるRaspberry Piの拡張ボード「NAVIO」がIndiegogoで資金調達中だ。
NAVIOにはジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、高度を測るための気圧センサが搭載されており、アンテナを取り付ければ衛星測位機能(GPS、GLONASS)も利用できる。外部機器との入出力ポートも豊富に備えていて、カメラの制御なども容易にできる。
NAVIOを開発したEMLIDは、過去3年間マイクロコントローラをベースとしたオートパイロット機能を開発してきたが、開発にはかなり苦労したという。そこでRaspberry Piを使うことにしたところ、使いやすく強力なツールや豊富なライブラリ、それに加えてコミュニティからの驚くほどのサポートを得て、スムーズに開発できたそうだ。
Indiegogoでの資金調達はすでに当初目標の6000ドルを超え、1カ月を残して1万1000ドル以上に達している。195ドル(約2万円)で、NAVIOボード、GPS/GLONASSアンテナ、リアルタイムカーネルを搭載したRaspbianのSDカード、センサとコントローラ用のドライバ、サンプルアプリケーションとチュートリアルが1式手に入る(日本への送料は10ドル)。