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米国立衛生研究所が3Dプリントファイル共有サイトを開設

「NIH 3D Print Exchange」は、ヒトの骨格や内臓、分子モデルなどの生物医学関連の3Dプリントデータファイルやチュートリアル、教育関連資料を誰とでも共有できる、画期的でオープンなサイトだ。

NIH 3D Print Exchangeは米国立衛生研究所が管轄する米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)と米国立医学図書館、米国立小児保健発達研究所(NICHD)のコラボレーションによって作られた。サイト内のデータはコピーやカスタマイズ、配布も自由とされており、ダウンロードしてカスタマイズした3Dモデルを他の人と共有することも可能だ。NIH 3D Print Exchangeは無料で誰でも登録できる。

共有ファイルの変更を制限したりする場合にクリエイティブコモンズライセンスを適用できるが、オープンサイエンスやオープンなデータ共有を容易にすることが必要との考えから、共有ファイルに対して著作権を留保することはできないとしている。

これら科学・医療に関するデータを可視化することによって、学生は目に見えるレベルでそれらを理解できるようになって学習効果を高めることができ、また物理的にオブジェクトを作成することで、ウイルスなどの研究や、実験装置の改良に役立てることが期待できるという。3Dプリントモデルをカスタマイズするための3Dモデリングソフトウェアのビデオチュートリアルも用意している。 

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