3D Hubs 3Dプリンタトレンド6月版、Stratasysが依然1位
2014/06/24 11:00
3Dプリンタ共有ネットワークサービスを世界展開する「3D Hubs」は、同サービスに登録された3Dプリンタに関する調査レポート（6月版）を発表した。fabcrossで取り上げた前回（5月版）と比べ、プリンタメーカー別シェアには大きな変動はなく、首位のStratasys（MakerBot含む）に続き2位がRepRap、3位がUltimakerとなった。
プリンタメーカー別、実使用数分布
プリンタメーカー別シェアでは、Stratasysが依然として1位で、全体の25.6％（5月比0.3ポイント減）を占めた。続くRepRapは20.1％（増減なし）、Ultimakerは14.0％（同0.16ポイント減）だった。4位は3D Systemsが8.6％、5位がpp3dp、6位がLeapfrog 7位がPrintrbotと続き、順位は変わらず、シェアもほぼ横ばいとなった。
プリンタモデル別、実使用数分布
3Dプリンタモデル別でも、前月と同じく1位は「Replicator 2」（10.2％、5月比0.6ポイント減）、2位は「Ultimaker 1」（9.1％、同0.5ポイント減）だった。3位と4位には入れ替わりがあり、3位「Replicator 2x」(6.5%、ポイント増減なし)、4位「RepRap」(6.1%、同0.5ポイント減)となっている。上位モデルでシェアが減少しているのは、新製品が次々と登場して全体数が伸びる中で、個別モデルへの集中が相対的に減っているためと考えられる。
3D Hubsはオランダに本拠を持つ3Dプリンタ共有サービスで、所有者が自分の3Dプリンタを登録し、ユーザーは3D Hubsのサービス経由で、最寄りの3Dプリンタから出力できる。全世界でサービス展開しており、3Dプリンタ登録数は5321台に達している。
登録プリンタ数推移
