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オープンソースの光造形3Dプリンタ「M-One」がKickstarterに登場

4月に発表され先日Kickstarterに登場した、中国MAKEXの光造形方式3Dプリンタ「M-One」は、2000ドルを切る価格でありながら高精細出力を誇り、またオープンソースであることから注目を集めている。

M-Oneの外形は380×320×490mm、最大造形サイズは145×110×170mm。最小積層ピッチは20μmで、これは一般的なFDM方式3Dプリンタの5倍も高精細で、印刷速度(Z軸方向の速度)は1時間に25mmだ。

オープンソースであることも人気の理由だ。M-OneのコントローラはArduinoを利用しており、3Dプリンタとしての機能を改変したり、拡張したりすることも可能となっている。造形には特許出願中のソフトバットシステムが採用されている。光硬化樹脂を入れるバットの底の部分が柔軟性のある膜になっていて、脱型時に開放される真空圧力に対し、弾力性と伸縮性の両方を兼ね備えているという。

また光硬化樹脂は標準品を提供するが、1リットルあたり45ドルと低価格で、その他のサードパーティ製の樹脂もサポートする。造形に使われなかった残りの樹脂は次の造形に再利用することができる。 

記事執筆時点では2000ドル以下の早期割引セットは売り切れており、現在は2099ドル(約21万3000円)からとなっている。このセットにはオレンジ色の「M-One」本体と500mlの樹脂、それに造形物を洗ったりするためのトレイなどの仕上げキットが含まれる。日本への送料は別途必要だ。

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