ムトーエンジニアリング、初心者向けソフト付属の「3D Magic Egg」発売
2014/07/14 10:30
ムトーエンジニアリングは、自社開発したパーソナル3Dプリンタ新製品「3D Magic Egg(MF-1050)」を発売した。初心者向けの3Dモデリングソフトや3D CGソフトをバンドルする。
3D Magic Egg(MF-1050)は、2013年に発売して700台以上を販売したパーソナル3Dプリンタ「MF-1000」の後継モデル。MF-1000のサポートサービスには、電源を入れれば何でも作れると思っていたというユーザーや、3D CGソフトの存在を知らないユーザーからの声が寄せられたため、3Dプリンタ制御用ソフトやスライサーだけでなく、初心者向けの3Dモデリングソフト「Sunny 3D」や3D CGモデル「Shade 3D」を同梱することにしたほか、操作ガイドも提供する。
3D Magic Egg(MF-1050)は、外形サイズが500×500×530mm、最大造形サイズ200×200×170mm、重さ17kgで、最小積層ピッチ50μm、フィラメントはABSまたはPLA(直径3mm/1.75mm)を使用可能。成形テーブルはヒーター付き。価格は21万円(税別)。
また、ムトーエンジニアリングが4月に発表したデュアルヘッドの3Dプリンタ上位モデル「MF-2000」の出荷も開始した。発表時は5月出荷としていたが、MF-1000ユーザーの意見をもとに、当初の仕様を改良したという。
改良したポイントは以下の通り。
- つまみを回すことで簡単にヘッドの高さ調節ができるようにした
- USBコネクタを外れにくくした
- SDカードスロットを抜き差ししやすくした
- 安全対策としてプリンタ下部に指が入らないようにした
- 標準フィラメントを3mmから1.75mmにした
- 造形物を照らすLEDを2つに増やした
MF-2000は、外形サイズが680×750×720mm、最大造形サイズ300×300×300mmで、最小積層ピッチ100μm、重さ39kgで、フィラメントはABSまたはPLA(直径1.75mm/3mm)を使用可能。ヘッドを2基搭載し、成形テーブルはヒーター付き。価格は45万円(税別)。