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熊本発のiPhone用カメラスタビライザ「Elephant Steady」

熊本に拠点を置くアドプラスが開発し、Kickstarterで資金募集を開始したのは、iPhoneで撮影する動画の品質を劇的に向上する、コンパクトかつ低価格なカメラスタビライザだ。

「Elephant Steady」はiPhoneが内蔵している加速度センサ/ジャイロセンサの信号をヘッドフォン端子を経由して取り出し、それを利用してiPhoneカメラで安定した撮影を可能にする仕組みだ。

一般的にカメラスタビライザは、ジャイロセンサ、加速度センサ、プロセッサ、バッテリ、モーターが必要だが、Elephant SteadyではiPhoneのセンサとプロセッサを利用することで、Elephant Steady自体はバッテリとモーター、モーターのコントローラのみですむため、小型化、コストダウンに成功した。

グリップの部分に収まっているリチウムイオンバッテリにより長時間の撮影も可能だ。またグリップ部分には傾きを調整するボタンが付いている。これらを実現してもなお、ポケットに収まる小型サイズとなっている。 

iPhone自体が持つ機能にも対応しており、Siriを使った音声での撮影や、顔認識機能によって被写体を追いかけて撮影することなどが可能になるという。デザインにもこだわっており、撮影機材として使いやすく、まだ発表されていないが“iPhone6”にも対応できるなど実用性の高いデザインとアピールしている。デザインはGizmonブランドのデザイナー清家英明氏の手によるものだ。

価格はElephant Steady本体が79ドル(約8000円)からと安価で、記事執筆時点では5万ドル(約506万円)の目標資金額のうち約1万6000ドル(約162万円)以上が集まっている。出荷は2015年2月の予定。

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