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毎秒400mmの超高速3Dプリンタ「D3D ONE-EVO」

イタリアの若い3DプリンタメーカーDynamo 3Dの新しいFDM方式3Dプリンタ「D3D ONE-EVO」は、プリント速度の高速化に注力し、最高プリント速度は毎秒400mm、プリントヘッドの移動速度は最大毎秒700mmに達する。

RepRapベースの同社の前モデル「D3D ONE」と印刷速度を比較したプロモーションビデオ(積層ピッチは150μm)では、D3D ONE-EVOがオブジェクト(ねじれた花瓶)を造形要した時間は17分36秒で、前モデルの1時間8分3秒の約4分の1になっている。

使用できるフィラメント素材はABS、PLA、Flexとのことだが、これから増える可能性があるという。外形サイズは380×440×450mm、最大造形サイズは240×240×250mm。ノズル系は0.4mmでデュアルノズルにも対応可能。本体はグラフィカルなデザインが数種類用意されているようだ。

D3D ONE-EVOにはマザーボードのデータを収集する仕組みがあり、問題が発生した場合に、このデータをDynamo 3Dに送信してサポートが受けられるのも特徴だ。

D3D ONE-EVOはロンドンで9月4~6日に開催される3Dプリンティングショーでお披露目の予定で、そこでの予約価格は1900ユーロ(約26万円)としている。 

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