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プリント時の不快な臭いを低減する「ZYYX 3D Printer」

FDM方式3Dプリンタを使うときの悩みのひとつが、フィラメントが加熱され溶けるときに出る嫌な臭いだが、それを解決する3Dプリンタ「ZYYX 3D Printer」をスウェーデンの企業Magicfirmが開発した。

閉じられた空間の中でプリント時に発生するガス(単なる臭いだけではなく健康面からも喜ばしいものではない)は、低速ファンによって活性炭フィルタを通ってきれいな状態で排気される仕組みだ。

ZYYX 3D Printerの特徴は臭いを抑えるだけでない。3Dプリンタにおけるプリント時の問題として、ビルドプレートへのプリントの最初の層の密着不良はよく起こり、それを防ぐためには面倒な手作業の調整が必要だ。これを解決するため、XYYZ 3D Printerでは、プリント前にビルドプレートの3点を測定してリアルタイムで傾きを補正するキャリブレーションシステムを備えている。このシステムはプリンタ1台ごとに校正して出荷されるという。

ZYYX 3D Printerの外形サイズは430×540×450mm、最大造形サイズは270×230×195mm。最小積層ピッチは50μmと精細だ。印刷速度は毎秒150mm。使えるフィラメント素材はPLA、ABS、TPU、ナイロン、PET、Laywood、Laybrick、T-glassと幅広い。価格は1550ユーロ(約21万1000円)だ。

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