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300mmサイズの大型3Dプリントができるお手ごろ価格の「Botler」

低価格化が進んだFFF(熱溶融積層法)方式3Dプリンタだが、大型の造形ができる製品となるとまだそれなりの値段がついている。先日Kickstarterに登場した「Botler」は最大造形サイズが315×315×315mmとかなり大きく、高品質な3Dプリントができ、それでいて手ごろな価格を実現している。

大半のFFF方式3Dプリンタの最大造形サイズは180×180×180mm以下のため、例えばヘルメットのような大型のものを作りたい人にとって、Botlerは魅力的だ。最小積層ピッチは100μmで、それ自体は標準的なレベルだが頑丈なフレームと、アルミニウム製の加熱できるビルドプラットフォームも装備している。プリント素材にはABSとPLAが使用できる。

また、LCDディスプレイとボタンの操作で、初心者でも簡単にプリントできる。

プリントの一時停止や再開もタッチパネルで操作でき、PCからSDカードにプリントファイルをロードして、PCなしの単独プリントが可能など、使い勝手が良い。

それでいて、同様の造形サイズを持つプリンタと比較すると1000ドル以下の手ごろな価格だ。本体は、青、シルバー、赤の3色で展開している。 

記事執筆時点で目標資金額3万ドル(約310万円)のうち、約2万ドルが集まっている。早期割引はすでに売り切れが続出しており、現在は900ドル(約9万3000円)からの出資で「Botler」本体とフィラメント1巻きを購入できる(送料別)。出荷は2015年6月の予定。

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