オリジナルマインド、鋼材も切削できる卓上CNCフライス組み立てキット
2014/09/11 17:00
オリジナルマインドは、卓上CNCフライス組み立てキット「KitMill」シリーズに、鋼材の切削も可能な新製品「KitMill AST200」を発売した。
KitMillシリーズは、2011年に誕生した卓上CNCフライス組み立てキットで、制御にパソコンを利用することで業務用製品に比べて非常に安価なCNCフライス製品となっている。
KitMill AST200では、フレーム全体に剛性と震動減衰性に優れた鋳鉄を採用するとともに、スピンドルに高出力モーターを採用することで、鋼材の切削を可能にした。樹脂や軽金属加工でも切削効率を高めている。KitMillシリーズで最大のZ軸ストロークを備えて、高さのある部品も削り出しが可能。ワークテーブルはTスロットを採用しているため、クランプやバイスなど一般的な工具をそのまま使用できる。また、3つの部品に分解できるので、クレーンやリフトなしでも移動できるとしている。
ストロークはX軸:215mm、Y軸:119mm、Z軸103mm。テーブルサイズは425.8×134mm、外形サイズは525.5×467.8×513.8mmで重さは67kg。ツールチャックはコレットチャック式で、回転数は標準5500r/min、オプションの高速プーリー装着時は9500r/min。最大送り速度はXY軸が毎秒15mm、Z軸が毎秒7mm、分解能はXYZ軸1.25μm。価格は63万8000円(税込)。