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約40万円からの格安レーザー焼結式金属3Dプリンタが登場

金属粉末を材料とするSLS(選択式レーザー焼結)方式3Dプリンタは数千万円以上と高価だったが、オーストラリアを拠点とするAurora LabsがKickstarterで立ち上げた新しいプロジェクトでは、これが4500オーストラリアドル(約43万円)を切る価格となっている。

この3Dプリンタ「S」シリーズは、レーザー照射による熱で金属粉末を溶融する方法でオブジェクトをプリントする。これはCNC加工や自動溶接に使用される技術を組み合わせたものだ。そして社内で開発したロボットによる製造工程と、独自の新技術を用いることで、手ごろな価格を実現したという。

プリンタのラインアップは、コンシューマー向けの「S1」と「S2」があり、共に最大造形サイズは150×150×200mmだが、一度に使用できる素材がS1は2種類まで、S2は3種類までとなっている。使用できる金属粉末はステンレス、ニッケル合金、ブロンズなどだ。S1の価格は4499オーストラリアドル(約43万円)から、S2は6999オーストラリアドル(約67万円)からとなっている。

そして7999オーストラリアドル(約76万円)の出資で、S2の最大造形サイズを180×180×500mmにグレードアップしたものも購入可能。さらにチタンを素材に扱うことができるモデルも用意されている。

記事執筆時点で集められた資金は、目標の10万オーストラリアドルを大きく超えて、18万オーストラリアドル(約1700万円)を達成している。 

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