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米国3Dプリンタオーナーの76%は週に数回以上利用との調査結果

米国家電協会(CEA)の調査報告によれば、米国内の3Dプリンタ所有者のうち週に数回以上3Dプリンタを使っている人の割合は、76%にも上るという。

CEAのディレクターであるスティーブ・ケーニッヒ氏は「3Dプリンタは世界を変える可能性を秘めた新興技術だ。MP3プレーヤーが音楽業界を変えたように、3Dプリンタが機能の進化、価格低下などにより消費者の意識を変えたための結果だろう」と述べている。

3Dプリンタ所有者のうち76%が毎日か週に数回3Dプリンタを使用しているほか、18%は週1回、7%が月に1~2回使っていると回答している。

またCEAが発表した米国家電市場とその予想によると、2014年の米国における一般消費者向け3Dプリンタの売り上げは7600万ドル(約83億円)で、前年比44%増であるという。台数ベースでは、7万1000台が売れ、前年比65%増だ。来年2015年には、売り上げは40%増の1億700万ドル、販売台数は10万4000台に達する見込みだ。なお、全世界での2014年の売り上げは約1億2000万ドル(約131億円)。米国における一般消費者向け3Dプリンタ出荷台数は二桁の伸び率を維持し、2018年までに1億7500万ドル(約191億円)に拡大すると予想している。

調査対象となったアメリカ国民の23%が3Dプリンタ技術になじみがあると考えているが、その一方で51%がまだなじみのないものだと考えているという。消費者は3Dプリンタで作りたいものとして、52%が家庭用品、51%がスマートフォンケース、49%がアクセサリー類、48%が衣類、45%が玩具などを挙げており、3Dプリント技術に興味を示している。 

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