指先に乗るArduino互換の超小型プラットフォーム「tweeq」
2014/11/07 17:00
人差し指の先ほどの大きさしかない、超小型Arduino互換プラットフォーム「tweeq」のプロジェクトがKickstarterに登場した。拡張モジュールも超小型だ。
tweeqはシンガポールのMopus Worksが開発したArduino互換ボードのシリーズだ。どれも指先に乗るほどの小さなデバイス類は、「Keep It Simple & Small(シンプルに小さく)」をコンセプトに製作されたという。USBやBluetooth、カメラなどの拡張モジュールも小さく、また非常に薄く作られていて、ソケットに差し込んでスタック接続しても、厚さは3mmほどにしかならない。
外見はかわいらしいがtweeqの性能は高く、用途に応じて6種類あるコアパーツにはすべて、32bit/256KBのマイクロコントローラが搭載されている。
tweeqはArduino互換なので、Arduinoの開発環境をそのまま使用できる。プログラミングに詳しくない人でも、tweeqのパーツを組み合わせてさまざまな電子工作が楽しめる。おしゃべりするロボットやスマートバンドなどの製作例が紹介されている。
22ポンド(約4000円)出資すると基本キットが1セット入手できる。このキットにはコアパーツの「PROTO」とブレッドボード、USBダウンローダー、それに各種ケーブル類が含まれる。この他にも内容の異なるキットが最高125ポンド(約2万3000円)で7種類用意されている。
tweeqは12月1日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では目標資金額2万5000ポンド(約456万円)のうちおよそ2800ポンドの資金が集まっている。日本への発送も可能で、出荷は2015年2月の予定だ。