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フィラメントをLEDで美しく表現した電球、Makuakeで資金調達中

電球がLED化されることで失ってしまった美しさを備えた、おしゃれで美しいLED電球のプロジェクト「Siphon」(サイフォン)が、クラウドファンディングサイトMakuakeで資金調達中だ。すでに目標の4倍近くを集めている。

Siphonプロジェクトを立ち上げたのは、名古屋のLED照明メーカーであるビートソニックの戸谷大地氏。大手メーカーが白熱電球の生産をやめる中で、飲食店やショップ、カフェ、一般家庭、などインテリアや照明にこだわりを持つ人向けの電球としてSiphonプロジェクトを立ち上げた。

通常のLED電球は放熱のために金属部品があるが、Siphonではガラスを放熱に使うことでこの金属部分を無くした。フィラメントの代わりに細い棒状のLEDが発光し、白熱電球に近い暖かみのある美しい光を出す。

Siphonプロジェクトが提供する電球には3種類あり、口金サイズE26のものが2種類(エジソン電球タイプとボール電球タイプ)、口金サイズE17のもの(シャンデリア電球タイプ)。E26のものは40W電球相当、E17のものは25W電球相当の明るさがある。寿命は約1万5000時間で、電球の15倍だ。日本の安全基準であるPSEを取得している。 

当初の目標金額150万円は募集開始後1週間ほどで達成し、現在600万円弱に達している。Siphonプロジェクトでは新しい目標を1000万円と設定した。得た資金は、生産体制の強化、製品ラインアップ拡大、正式販売後のプロモーション活動に使うとしている。

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