新しいものづくりがわかるメディア

RSS


突然の停電に備えるRaspberry Pi専用の無停電電源装置「Juice4Halt」

何らかの原因で電源が供給されなくなったとき、Raspberry Piが正常にシャットダウンするまでの間、電源を供給してくれるUPSモジュールがIndiegogoに登場した。

Raspberry Piをシビアなアプリケーションに利用としたとき、これまで停電や電圧低下によるシステムダウンやそれに伴うデータ喪失などといった問題はつきものだった。これらの対策として作られたのが「Juice4Halt」だ。

Juice4Haltを使用するには充電が必要だが、充電に必要な時間はほんの50秒ほどでしかない。充電が完了するとLEDが点滅し、Raspberry Piにも接続が感知される。その後は通常の作業ができるが、何らかの原因で電源が供給されない状態になると約60秒間電源を供給し、Raspberry Piが正常にシャットダウンするまでの時間を稼いでくれる仕組みになっている。

Juice4Haltは充電池の代わりに高容量のコンデンサ2つを使用している。その利点として、長寿命であること、メンテナンスの必要がないことなどが挙げられる。コンデンサは必要に応じてもっと高容量のものと交換する事もできる。取り付けは簡単で、2×13ピンGPIOヘッダを利用してRaspberry Pi上に重ねて取り付けるだけだ。

記事執筆時点では目標資金額1万ドル(約116万円)のうち、1500ドルほどが集まっている。Juice4Haltの完成品は94ドル出資で入手できる。日本への送料は10ドルが必要だ。 

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る