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2.8インチ液晶を備えたオールインワンArduinoガジェット「Phoenard」

カラー液晶ディスプレイと3G通信機能、GPS、Bluetooth、各種センサ、バッテリなどを備えたオールインワンのハンドヘルドArduino端末があれば、思いついたガジェットをすぐに作り始めることができるだろう。それが「Phoenard」だ。

PhoenardはArduinoと互換性のあるチップ「AVR ATMEGA2560」をコアに、2.8インチのカラーTFTタッチパネルディスプレイ、マイクロSDカードスロット、バッテリ、GPS、3G(GSM+GPRS)通信、Bluetooth 4.0、加速度/ジャイロ/気圧センサなどを、118×61×11mmのサイズに詰め込んだ。本体だけで使えることはもちろん、拡張端子を経由して他のさまざまなプロジェクトの「頭脳」としても使うこともできる。

機能の拡張には、Phoenardの機能をより手軽に拡張するためのボード(Arduinoでいうシールドにあたる)「Phoenon」が用意されている。これはPhoenardの背面のピンに差し込むだけの簡単な接続で、赤外線センサ、静電容量式タッチセンサ、W-Fiなどの機能拡張が可能だ。

これだけの機能を通常のArduinoで作ろうとすると、Arduino本体に加え、5つのシールド、さらに3つのモジュールが必要となるが、Phoenardなら手のひらサイズに収まり、価格も100ユーロ(約1万5000円)以上安くなるという利点がある。

Kickstarterでの資金調達状況は上々で、記事執筆時点では目標資金額2万ユーロ(約300万円)のうち1万6000ユーロ以上が集まっている。111ユーロ(約1万6500円)でPhoenardの入手が可能だ。出荷は2015年3月以降の予定。 

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