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ルネサスがMakersを支援、「“動くモノ”開発プロジェクト」立ち上げ

ルネサス エレクトロニクスは、新しいものづくりビジネスの創出への貢献を目的として「ルネサス“動くモノ”開発プロジェクト」を同社内インキュベーションセンターに立ち上げた。プロジェクトの第1弾として、「モータモジュール」を試作し、Maker Faire Tokyo 2014に出展する。

Makersによるものづくりにおいて、家電やロボットドローンなど動くものを試作する際には、モーターをうまく動かすための制御に関する専門知識が必要で、技術的ハードルが高かったという。モーターの制御が難しい理由は、モーターの種類ごとに制御方法やインターフェースが異なるため。

ルネサス エレクトロニクスが試作したモータモジュールでは、制御方法の違いに関してはモジュール搭載のマイコンにモーター特有の制御プログラムを持たせ、インターフェースの違いについては通信インターフェースを統一することで解決した。これにより、回転速度を毎秒10回転にするといった簡単なコマンドだけで、異なる種類のモーターを制御できるようになる。また、これら制御をより簡単にするためオープンAPIも用意した。Maker Faire Tokyo 2014ではこのモータモジュールと、それを使った動くもののデモを披露する。

ルネサス“動くモノ”開発プロジェクトでは、今後世界中のMakersが共同かつオープンに“動くモノ”を設計できる環境を提供していく予定という。 

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