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2014年の国内3Dプリンタ出荷台数は6200台、2017年には3.5倍規模に

矢野経済研究所が、世界3Dプリンタ市場調査を発表した。この調査によると、国内市場は2013年下半期以降新規参入などで活発化しており、2017年の国内3Dプリンタ出荷台数(事業者出荷ベース)は2万2000台になると予測している。

世界の3Dプリンタ出荷台数は、2013年に7万台であり、その後のコンシューマー向け3Dプリンタの低価格化や欧米などを中心とした3Dプリンタに関する政府の金銭的支援などにより、2017年まで年平均成長率は46.2%で推移して32万台に拡大すると予測している。

日本国内においては、2013年の3Dプリンタ出荷台数は3600台だったが、2014年は72.2%増の6200台になると見込んでいる。さらに、2013年下半期以降は、メーカーが3Dプリンタに相次いで新規参入して市場が活発化しており、2013年から2017年までの年平均成長率は世界市場を上回る57.2%で推移し、2万2000台になると予測している。

国内で3Dプリンタの活用が特に期待されているのは、教育、医療、航空宇宙分野で、教育分野ではコンシューマー向け製品が、医療や航空宇宙分野ではハイエンド製品の導入が進むと考えられるという。

調査期間は2014年7~10月、調査対象は3Dプリンタメーカーや販売代理店、造型サービス事業者、ソフトウェア関連企業で、同社の研究員による面談のほか、ヒアリングなどにより調査したもの。 

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