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木質フィラメントで3Dプリントした“木製”腕時計

木製に見える腕時計「Jelwek Watch」は、ムーブメント部と保護ガラスを除く文字盤やケース、ベルト部分を、FFF(熱溶融積層)方式の3Dプリンタでリサイクル木材とPLAを混合したフィラメントを使って造型した。

ユニークな腕時計の企画を立ち上げたのはポーランドの3Dプリンタ企業Jelwekで、この企画はジェシュフ大学の学生であるデザイナーとエンジニアの発案を受け、JelwekのCEOであるMateusz Brodowski氏と、素材技術アドバイザーのRafat Berestka氏との提携によって実現した。

3Dプリントには「Prusa i3」3Dプリンタが使われた。このプリンタはPLAだけでなく、ナイロン、Laywood、Woodfillなど、幅広く素材を扱うことができるのが特徴だ。 

Jelwek Watchは2色を用意しており、暗色のものはドイツのフィラメントメーカーの製品、明色のものはオランダのフィラメントメーカーの製品を用いている。腕時計の重さはとても軽く44グラムほどしかない。ムーブメント部にはシチズンのものが使われている。

記事執筆時点で4500ドル(約53万円)の目標資金額のうち、約600ドルが集まっている。Jelwek Watchの価格は1つ120ドル(約1万4000円)で、2015年3月出荷予定だ。

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