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3D Hubs 3Dプリンタトレンド1月版、登録プリンタが1万台超え

3Dプリンタ共有ネットワークサービスを世界展開する「3D Hubs」は、同サービスに登録された3Dプリンタに関する調査レポート(2015年1月版)を発表した。fabcrossで取り上げた前回(2014年11月版)から1000台以上増加し、ついに1万台を突破した。共有ネットワークは120カ国に達している。

プリンタメーカー別、実使用数分布 プリンタメーカー別、実使用数分布

プリンタメーカー別シェアは集計データの一部に変更があった。これまでStratasysの集計には傘下のMakerBotも含まれていたが、今回の集計から、MakerBotブランドとStratasysブランドに分けられた。このため前回1位のStratasysは5位まで後退した形になっている。とはいえ1位はMakerBotであり全体の17.8%を占めている。2位はRepRapで17.5%(11月比1.6ポイント減)、3位Ultimakerが13.0%(同変わらず)、4位3D Systemsが7.1%(同0.3ポイント減)、5位Stratasysが4.5%となっている。なおMakerBotとStratasysを合計すると22.3%であり、11月集計のStratasys(Stratasys+MakerBot)の23.4%から1.1ポイント減少している。上位のシェア減少傾向は相変わらずだ。

プリンタモデル別、実使用数分布 プリンタモデル別、実使用数分布

3Dプリンタモデル別では、1位(前回1位)「Replicator 2」が8.5%(11月比0.7ポイント減)、2位(3位)「Ultimaker 2」7.3%(0.7ポイント増)、3位(2位)「Prusa i3」が7.1%(0.4ポイント増)、4位(4位)「Ultimaker 1」5.7%(0.7ポイント減)、5位(5位)「Replicator 2x」は5.0%(0.7ポイント減)、6位(6位)「RepRap」4.0%(0.3ポイント減)となった。Ultimaker 2がシェアを伸ばす傾向が続いている。

3D Hubsに参加している3Dプリンタのオーナーが次に買いたい機種 3D Hubsに参加している3Dプリンタのオーナーが次に買いたい機種

今回の集計では、3D Hubsの3Dプリンタ共有ネットワークに参加している2000を超えるオーナーへのアンケートから、「次に買いたい3Dプリンタ」の結果を掲載している。「Ultimaker 2」と「Form 1+」が飛び抜けて人気があった。Form 1+はformlabsの高精細な光造形方式3Dプリンタだ。前モデルの「Form 1」はKickstarterで300万ドル近い資金を集めたことで知られている。

3D Hubsはオランダに本拠を持つ3Dプリンタ共有サービスで、所有者が自分の3Dプリンタを登録し、ユーザーは3D Hubsのサービス経由で、最寄りの3Dプリンタから出力できる。3Dプリンタ登録数は記事執筆時点で1万521台。 

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