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2Dデータどおりにスチレンボードを切り抜くことができる新ツール

これからファブリケーションを始めようとする初心者のために、1歩目のハードルを下げるマシンがIndiegogoに登場した。「MiniCut2D」は熱したニクロム線で発泡スチロールやスチレンボードをデータ通りにカットできるスチロールカッターだ。

MiniCut2Dは重量3.7kg、外形サイズ450×300×420mmと少し大きめだが、折りたたむことができるので持ち運びも容易だ。カットできる領域は幅300mm、高さ264mm、厚さは156mmまで。厚みのあるオブジェクトのカットができるため、スチレンボードを何枚も重ねて1度にカットすることもできる。カットは毎秒4mm。

自分で2Dデータを用意できない人のためにライブラリも充実している上に、紙に書いた図形の写真を撮って取り込めばその図形のカットできる。またJPGやBMPファイルがあればそのアウトラインを認識してカット可能だ。ビジュアルプログラミング言語のScratchを使って図形を描いてカットさせることもできる。

制御ソフトウェアはオープンソースとなっているため、MiniCut2Dを持っていなくてもソフトをダウンロードしてテストできる。対応OSはWindows XP以降(32/64bit)で動作する。

既にIndiegogo早期購入特典価格のセットは完売となっており、479ユーロ(約6万4000円)の出資で1台入手できる。日本への送料は11ユーロ(約1450円)が必要。発送は2015年5月を予定している。 

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