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台湾発の高精度デルタ型3Dプリンタ「MAESTRO」がMakuakeに

デスクトップで大きく高精細な造型ができるデルタ型3Dプリンタ「MAESTRO」のプロジェクトが、Makuakeに登場した。2013年に台湾のクラウドファンドで1770万円の資金を調達した3Dプリンタ「ATOM1.0」のフィードバックをもとに多くの改良を加えた第2世代製品だ。

MAESTROは台湾のALTデザインと、日本のインタービジネスブリッジの共同プロジェクトで、6月に販売を予定しているが、それに先だってMakuakeにおいて割引価格で先行販売するとしている。

MAESTROは外形サイズ420×420×760mm、重さ13.0kg。最大造型サイズは直径220×320mm、最小積層ピッチは50μm。プリント速度は毎秒45mm(50μm時)。プリントヘッドは1つで1.75mm径のPLA/ABSフィラメントを使用できる。日本語の組み立て/操作マニュアル、日本語電話サポート付き1年保証が付属する。ソフトウェアは、無料ツールパス作成ソフト「KissSlicer」および「Cura」が使用できる。

構造部品とプリント関連の部品は高精度で剛性の高い金属製で、プリントノズルは継ぎ目なく構成されたオリジナルの特注部品で、これらが相まって高精度のプリントが可能となっている。プリントヘッドには3つの冷却ファンを備え、温度を安定させると共に、出力したフィラメントをすぐに冷却するという。また、プリントベッドは自動水平キャリブレーション機能を持っている。出力は、USBで接続したパソコンから操作するほか、SDカードにデータを入れればパソコンなしでの出力もできる。なお、デュアルノズルとレーザー刻印ヘッドを開発中で、年内に発売の予定。

価格は限定30セットのDIY組み立てセットが21万5000円(税別、送料込み。以下同)。限定20セットの完成品セットが26万4000円となっている。6月の正式販売価格は、DIY組み立てセットが28万5000円、完成品セットが33万円だ。

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