Arduinoベースの小さな昆虫型ペットロボット「Ringo」
2015/03/09 11:00
米オレゴン州ポートランドに拠点を置くPlum Geekは、Arduino Unoをベースに、加速度センサ、ジャイロセンサ、LED、赤外線送受信機、圧電ブザーなどを備えた手のひらサイズの昆虫型ペットロボット「Ringo」のプロジェクトをKickstarterで開始した。
丸みを帯びた胴体に触覚のような突起のある基板の形から、Ringoはカブトムシやクワガタムシなどの甲虫類を思わせる。動画を見るとよく分かるが、外部からの刺激に対してすばしこく動き音や光で反応する10種類のアクションがプリセットされている。赤外線リモコンでの操作も可能だ。もちろんArduino IDEでプログラムを書いて好きな動きをさせることもできる。
徹底的に“キュートさ“にこだわって開発したといい、創業者であるKevin King氏の小学生の息子と娘の意見が多く採用されているという点が面白い。また、設計ファイル、回路図、プログラムソースなどは製品出荷後にオープンソースとしてリリース予定だ。
Ringoは3月21日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点で目標額の1万2000ドル(約143万円)の3倍以上の4万ドルを集めている。69ドルの早期割引分は早々に売り切れており、記事執筆時点では89ドル(約1万700円)で、Ringoの完成品が1個購入できる。日本への出荷も可能で、納期は2015年の5月の予定だ。