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Cerevo、鍵を回してWebサービスを操作するスイッチ「Hackey」を披露

さまざまなネット接続型家電を企画・開発してきたCerevoが新たに、Webサービスと連係するカスタマイズ可能な物理鍵スイッチ「Hackey(ハッキー)」を開発したと発表した。鍵スイッチを差し込んで回す操作をトリガーにして、対応するWebサービスを設定したとおりに動かすことができる。

FacebookやDropbox、GmailなどのWebサービスやアプリ同士を連係させるWebサービス「IFTTT」に対応。IFTTTは「9時を過ぎたらiPhoneの着信音を消す」「明日の天気予報が雨だったら、iOS/Android端末に通知を送る」といった複数のWebサービスやアプリを組み合わせた動作を可能にする。Hackeyの場合、「帰宅した子供が鍵スイッチをひねって、会社にいる親に帰宅を伝える」といった利用が想定されている。

さらにHackeyは、Webからの情報を受け取る機能も搭載し、本体に取り付けられたLEDの点滅を制御できる。例えば、寝室のスマート電球と連係させて、「寝室の照明を消し忘れていたら、HackeyのLEDを点灯させる」といった利用が考えられるという。ユーザーがHackeyのLEDを見て照明の消し忘れに気付いたら、今度はHackeyの鍵スイッチを回すことでスマート電球を消灯することも可能になる。

Cerevoは、そのようなHackeyを使ったサービスなどを開発するための制御用APIを開発者向けに公開する。IFTTT以外のサービスやガジェットとの連係にも対応するという。

鍵ユニット部分は着脱可能。市販の直径16mmパネルマウント型スイッチと互換性があり、鍵ユニットを外して押しボタンを装着するなどの物理的なカスタマイズにも対応している。製品化時には、鍵やボタンなど、複数のスイッチを組み込んだHackeyをラインアップする計画だ。

鍵部分を除いた本体サイズは直径56mm、高さ51mm。発売予定は2015年夏ごろで、価格は90ドル(約1万800円)前後になる見通しだ。

Cerevoは、3月13日からアメリカで開催のイベント「SXSW」でHackeyの実機を展示している。

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