ドワンゴ、ニコニコ超会議出展の「才能の無駄遣い」発明品を事前公開
2015/04/14 16:00
ニコニコ動画を運営するドワンゴとニワンゴは、4月26、27日に千葉・幕張メッセで開催するイベント「ニコニコ超会議2015」に展示する作品の一部を、池袋のニコニコ本社で4月11日に限定公開した。(撮影:青木理奈)
ニコニコ超会議はドワンゴが運営する動画投稿サービス「ニコニコ動画」を地上に再現するというコンセプトで行われるイベントで、2014年4月に開催した「ニコニコ超会議3」では延べ12万人が来場した。
今回の事前公開は 「超まるなげひろば展覧会inニコニコ本社」と題し、ニコニコ超会議2015内で、ユーザー自身が企画、準備、運営を行う「まるなげひろば」エリアで展示する作品の一部を披露し、本番の雰囲気が伝わる内容となっていた。
レゴブロックを使ったオリジナル作品を投稿するKohsuke’s Labさんの作品。写真のトイレットペーパーホルダーは全てレゴで組み立てられ、トイレットペーパーの回転に応じて動く2つのメーターもレゴブロックだけで再現している。
回転する円筒の隙間から中を覗くと、内側の人型ブロックが動いているように見えるゾートロープ(回転のぞき絵)
ユーザー参加型の学会「ニコニコ学会β」は複数の作品を展示。写真の作品は複数のビデオカメラを3Dプリンタで出力した治具で組み合わせて、360度撮影を可能にしたもの。ニコニコ超会議当日に間に合えば、改良版を展示するとのこと。
筑波大視覚メディア研究室が開発した「NHKだけが映らないアンテナ」は、東京スカイツリーからの電波を受信する環境下で、NHKの周波数だけカットするアンテナフィルタ。
NHKは地デジの技術特許を多数所有しているため、知的財産権の制約によりNHKが映らない地デジ対応テレビを国内で販売することはできないが、アンテナは知的財産権の制約のない古い技術の組み合わせで実現可能だとしている。
赤井稲妻さんの「バナナをつまようじで彫ってつくった彫刻」
ニフティが運営する「デイリーポータルZ」の人気企画「ヘボコン」はニコニコ超会議2015で「ギガヘボコン」を開催する。事前公開では過去のヘボコンの受賞作品を展示していたが、内2体は発送ミスで不参加との記載があった。
ヘボコンでは過去にも参加作品が大会当日に間に合わないケースや参加者が紛失するケースが少なくないという。
ニコニコ超会議2015は4月26日と27日に、幕張メッセ国際展示場1~8ホール(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)で開催。入場料は1日券が前売1500円、当日2000円。2日間通し券は前売のみで2500円となっている。