4月号の特集は「オームの法則の現実から！電子回路入門＆検定」だ。エンジニア初心者に向けて電子回路の基礎知識や設計、測定技術を解説する。

イントロダクションでは、回路設計や部品の選定、測定の重要性について解説するほか、仮想ブレッドボードも利用可能なWebアプリ「Tinkercad」を紹介。さらに、エントリーレベルのオシロスコープ選びについても触れる。

第1部「今さら聞けない！現実の電子回路超入門」では、データシートの読み方や注意点を解説し、計算通りにいかないオームの法則の現実やキルヒホッフの法則、電圧／電流／抵抗が本当に計算通り動作しているのかを検証する。

第2部「やりたいこと実現！制御＆計測回路超入門」では、出力回路の設計入門として、LED調光回路やDCモーターの駆動回路について解説する。その他、A-Dコンバーターによるセンサー信号の数値化、生成AIにプログラムを書かせる際のプロンプトなどAI利用の基礎についても取り扱う。

特設コーナーでは、初心者向けにオシロスコープの波形測定を解説し、スイッチング電源「AE-SI8050S」の実力を検証。さらには最高1GHzの周波数カウンターの製作に挑戦する。

他にも、岡山の電子部品店や歴史的なラジオ塔を訪ねる企画、多チャネルADCの基板設計、100Hzひずみ除去フィルターの試作、GNSSを活用した日本の電子基準点など多彩な連載記事が収録されている。

B5判176ページで、定価は1100円（税込）だ。