新しいものづくりがわかるメディア

RSS


3000ドル切る低価格で高精細/高速造型、光造形方式3Dプリンタ「MoonRay」

FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタに続いて、光造形方式3Dプリンタも低価格化が進んでいる。しかしこれまでのところ、手頃な価格の製品は精度が物足りないなど、品質と価格はおおむねトレードオフの関係にある。先ごろKickstarterに登場した3Dプリンタ「MoonRay」は、3000ドル(約36万円)以下という低価格ながら高性能を実現した製品だ。

公開されている仕様によれば、造型速度は1インチ(25.4mm)あたり1時間と高速だ。最大造型サイズは127×81×228mm。最小積層ピッチは20μmと高精細。波長405nmの紫外線光源を使ったDLP方式を採用して価格を抑えている。光源の寿命は5万時間もあり、事実上交換の必要がない。さらに、専用ソフトウェア「RayWare」が付属しており、サポート材を無駄なく適切に配置したり、造型物の表面をなめらかに仕上げるアンチエイリアシング処理を施したりしてくれるという。

MoonRayは6月7日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、目標額の10万ドル(約1198万円)の3倍を超える33万ドル(約3950万円)以上を集めている。記事執筆時点では、早期割引分は売り切れており、2699ドル(約32万円)でMoonRayが1台購入できるが、残念ながら日本は出荷先に含まれていない。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る