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4色のフィラメントを混合してフルカラー3Dプリントができる「TOMATO」

インクジェットプリンタが紙にカラー印刷するように、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の4色のフィラメントを使ってフルカラー出力が可能なFDM(熱溶解積層)方式3Dプリンタ「TOMATO」がKickstarterで資金調達を開始した。開発したのは米国カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を持つNIXTEK。ノズル内部でフィラメントを溶かして混ぜ合わせ必要な色を作り出す仕組みだ。

TOMATOはFDM方式3Dプリンタとしての基本性能もしっかりしており、公開されている仕様によれば、最大造形サイズは225×225×200mm、最小積層ピッチは5μmと非常に高精細であり、1.75mm径フィラメントが使用できる。対応OSはWindows/Mac/Linux。液晶ディスプレイ、ジョグホイールやSDカードスロットを備え、使い勝手がよく考えられているようだ。

TOMATOは7月10日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点で、目標額の10万ドル(約1200万円)に対して、2万4000ドル(約280万円)超を集めている。記事執筆時点では、2000ドル(約24万円)でTOMATOを1台入手できる(CMYK4色のフィラメント各1kgが付属)。日本への発送も可能だが、送料は別途必要になる。納期は2015年の11月の予定だ。

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