Raspberry Piと同価格/同サイズでパワフルな「Lemon Pi」
2015/05/25 15:30
中国の深センに拠点を持つEMBEDSTUDIOは、ボードコンピュータ「Lemon Pi」のプロジェクトをIndiegogoで開始した。「Raspberry Pi 2」 と同サイズの基板に、クアッドコアのCortex-A9プロセッサとPowerVR 544 GPU、1GB(最大2GB)のDDR3 RAMを搭載。35ドル(約4300円)とRaspberry Pi 2と同価格ながら、Android 5.0も動作するパワフルな製品に仕上がっている。
Lemon PiはRaspberry PiとI/Oピンの数と配置も同じなので、Raspberry Pi用の拡張ボードはそのまま使用できる。Raspberry PiのようにフルのLinuxが動作するが、Android 5.0(Lollipop)を走らせることもできる(Ubuntuにも対応)。HDMI/USB(3.0および2.0)/MIPI(DSIおよびCSI)インタフェースとmicro SDカードスロット、イーサネット機能を搭載。オープンソースなので、自由にカスタマイズして好みの基板にすることもできる。
Lemon PiはIndiegogoでクラウドファンディング中。目標額の1万ドル(約120万円)に対して、1000ドル(12万1000円)弱を集めている。記事執筆時点では、早期割引分としてLemon Piを30ドル(約3600円)で入手できる。日本への発送も可能(送料が別途必要)で、納期は2015年の7月の予定だ。