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ビズライト・テクノロジー、Raspberry Piベースの産業用BOXコンピュータ

ビズライト・テクノロジーは、Raspberry Pi Model B+をベースに、産業用として安定的に使うための機能を加えて汎用BOXコンピュータ化した「BH1」を発売した。価格は3万円(税別)。

Raspberry Piをプロトタイピングに利用する試みが盛んになっており、デジタルサイネージなど産業用や特定用途向けコントローラとしてRaspberry Piを使いたいと考える企業も増えている。しかし、Raspberry Piはもともと教育用のコンピュータで、そのまま産業用途に利用するにはいくつかの問題があった。

Raspberry Piの標準OSはLinux(Raspbian)で、正常なシャットダウンプロセスを実行しない場合には、OSがクラッシュしたりSDカードを破壊したりする可能性がある。また、多くのアプリケーションが利用する、バッテリバックアップされた時計機能(RTC)がない。電源部が不安定で、電源供給に使っているマイクロUSBポートは内部抵抗も高く、電源供給するには適していない。

BH1では、外部電源焼失をGPIOで検出し、大容量コンデンサによって30秒間動作するようにした。さらにシャットダウンプロセスを最適化して、数十秒かかるシャットダウンを7秒程度で完了するようにしている。ボタン電池でバックアップしたRTCも搭載した。電源は内部にレギュレータを搭載して、Raspberry Pi外の電源回路から5V電源を供給して安定動作させられる。

このほか、CPUに放熱デバイスを装着し、熱を金属ケースに逃がすようにする放熱対策を強化。グランド処理やケーシングなどのノイズ対策も強化したという。電源スイッチも追加し、スイッチを切ることでシャットダウン回路が動作する仕組みも備えた。

ビズライト・テクノロジーでは、BH1をデジタルサイネージ向けSTB(セットトップボックス)や、各種モニタリングシステムの表示端末、農業用監視システム、データロガーなどで利用できるとしている。Raspberry Pi 2に対応したモデルは2015年第4四半期にリリースの予定。 

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