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300万円以上調達したアナログレコードカッティングマシン「The DRC」

2014末にKickstarterに登場し、目標額の1万豪ドルに対し、その3倍を超える3万3953豪ドル(約324万円)を獲得した「The DRC(Desktop Record Cutting)」は、アナログレコードを自作することのできる装置だ。

プロジェクトを立ち上げたのはオーストラリアのシドニーを拠点とするMachina.Pro。資金調達プロジェクトが成功したことで、現在は本格的な製品化に向けて準備を進めている。5月19日に投稿されたアップデートによると、現在は改良とテストの最終段階にある。

KickstarterやIndiegogoなどのクラウドファンディングは、アイデアを製品化するための資金を、インターネットを通じて一般の人々から広く募ろうという仕組み。クリエイターに共感するマニアックな顧客を探すことができるとされるが、今回のThe DRCはまさしくその実例だ。アナログレコードを自作するというかなり特殊な用途ながら、世界中から106人もの支援者を集めたことで注目を集めている。その一方で、クラウドファンディングはプロジェクトを立ち上げること自体に大きな宣伝効果があるとも言われており、Machina.ProとThe DRCへの注目はしばらく続くとみられる。

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