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米調査会社Gartner、“IoTは期待のピーク、コンシューマー3Dプリンティングは幻滅期入り”

米調査会社Gartnerは、さまざまな分野の新しい技術について、その成熟度や企業にもたらすメリット、今後の方向性に関する分析を図式化したハイプ・サイクル(Hype Cycle)の2015年版を発表した。コンシューマー3Dプリンティングは、2014年には“「過度な期待」のピーク期”だったが、2015年は“幻滅期”入りしている。

ハイプ・サイクルは、Gartnerが1995年に発表した図で、新しく出てきた技術がたどるパターンを、世の中に登場したときから順に“黎明期”、“「過度な期待」のピーク期(流行期)”、“幻滅期”、“啓蒙活動期(回復期)”、“生産性の安定期”の5つの時期に分け、期待度の高さとともにグラフ化したもの。

2015年版を2014年版と比較すると、コンシューマー3Dプリンティングは「過度な期待」のピーク期幻滅期に移行した。エンタープライズ3Dプリンティングは啓蒙活動期にある。このほか、黎明期にあるのはIoTプラットフォームやスマートロボットなど。「過度な期待」のピーク期にあるのは、IoT、自律運転自動車、機械学習、ウェアラブルなど。幻滅期にあるものとしては、拡張現実、仮想現実などとなっている。

※図はいずれもGartnerによる。上図:2015年7月版、下図:2014年8月版。 

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