新しいものづくりがわかるメディア

RSS


最大造形サイズ220×400×400mmのオープンソース3Dプリンタ「Eleven」

最大造形サイズが220×400×400mmと大型出力が可能なFFF(熱溶解積層)方式の3Dプリンタ「Eleven」が、Kickstarterで出資を募っている。開発したのはカナダのケベック州シェルブルックに拠点を置くISG3D。RepRapの「Plusa」の機構をベースにしたオープンソースプリンタだ。

Elevenの外形サイズは330×600×600mmと、造形サイズの割には机の上にもなんとか収まる大きさに抑えられている。この小型化は、余分な装備を取り除き、最小限の部品で構成することで実現した。主要フレームはアルミニウム製で重量は15kg。1.75mm径のフィラメント(PLA/ABS/ナイロンなど)を使用可能で、最小積層ピッチは100μm、最高プリント速度は毎秒100mm。個人でカスタマイズ可能なように各部品のSTLデータファイルを公開している。

ElevenはKickstarterで11月7日までクラウドファンディング中。記事執筆時点では目標額の1万1000カナダドル(約102万円)に対して、6700カナダドル(約61万円)超を集めている。1149カナダドル(約10万5000円)の出資でElevenの完成品を1台入手できる。納期は2016年の5月の予定だが、残念ながら日本は出荷先に含まれていない。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る