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Orca Slicerが「Bambu Connect」に非対応——セキュリティ強化に反発

オープンソースのスライサーソフト「Orca Slicer」は2025年1月25日、Bambu Labのポリシーチェンジに対する見解を公式Discordに投稿、「Bambu Connect」をサポートしないと発表した。

Bambu Labは2025年1月16日、セキュリティ強化を目的にしたファームウェアをアップデートし、同社の3Dプリンターへ新たな認可コントロールシステムを導入すると発表した。その後コミュニティーではサードパーティー製ソフトウェアが使えなくなるといった批判的な声があがり、Bambu Labはファームウェアのアップデートは任意であることに加え、プリンターコントロールソフトウェア「Bambu Connect」でサードパーティー製ソフトウェアを継続使用できると反論していた。

Orca Slicerの開発元SoftFeverによると、Bambu Labのポリシー変更を注意深く評価した結果、Orca Slicerのユーザーに有意義な価値を提供しないと判断し、Bambu Connectをサポートしないと決断したという。3Dプリンターの機能へダイレクトにアクセスできなければ、Bambu Lab製3Dプリンターのユーザーにシームレスなワークフローを提供できず、将来的にプリンターへの機能の追加や改良を制限する可能性があるとの見解を示した。

また、ユーザーが自ら購入したハードウェアに対しては完全なコントロールと選択の自由を持つべきとし、Bambu Labにはポリシーに対する再考を求め、Bambu Labが適正なAPIアクセスを提供し、サードパーティーとの統合をサポートするのであればオープンな協業を継続するとする。さらに、Bambu Lab製3Dプリンターのユーザーにはファームウェアをアップデートしないよう提案し、LAN環境での使用を推奨している。

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