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リコー、アスペクトと共同開発した初の自社ブランド3Dプリンタ「AM S5500P」発売

リコーは、自社ブランドとして初の3Dプリンタ「RICOH AM S5500P」を発売した。アスペクトと共同開発した製品で、粉末状の材料をレーザー照射で焼結して造形するレーザー焼結(SLS)方式を採用した、高精細で耐久性のある造型物を製造できる産業用3Dプリンタ。価格は7500万円(税別)。

リコーは3Dプリンタをキー製品としたアディティブ・マニュファクチャリング(AM)事業を2014年9月から展開しており、他社の3Dプリンタを使ったもので、自社ブランドの3Dプリンタは研究開発を進めていくとしていた。

RICOH AM S5500Pは、最大造形サイズが550×550×500mmと大きく、複数の部品の一括プリントや、大型部品にも対応する。造形材料は「PA11」(PA:ポリアミド)、「PA12」などのSLS方式で一般的な樹脂材料のほか、高機能で汎用性のある「PA6」や「PP」(PP:ポリプロピレン)も使用できる。これによって、機能試験用途としての自動車部品や、最終製品用途としての部品のプリントにも対応する。

リコーでは今後も独自材料の開発や機能強化に、アスペクトと取り組むとしている。 

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